視覚障害者の自立するための訓練治療院で治療することにより生活費等を稼ぐだけでなく、健常者に視覚障害者との接点を作り、社会で彼らを理解してもらえる場を作ることを主眼にしています。
視覚障害者の社会的認知度をあげれば自然に自立する場は提供されていきます。国内では視覚障害者の現実は非常に厳しいものです。差別されるから家の外には出てこられませんし社会と離れたところにおられたりしています。
しかし彼らは本当に普通ですし、そんな彼らの存在は実際普通に接して話してみないと絶対にわかりません。
そしてたくさん教えてもらえます。
障害者支援のために来店もらうのではなく、マッサージを受けたいのでゲンキーが選ばれる店作りを目指しています。
「支援先を見て事業内容を決めない」「視覚障害者支援のために店に来てくださいと訴えなくても積極的に行きたくなる治療院」 ライバル店は視覚障害者マッサージ店ではなく、健常者の店舗の店と当初から伝えています。
ゲンキーでは、筑波技術大学やタイ盲人協会、ネパールのティパヤよもぎの会などから技術支援にお越こし頂いています。また多く視覚障害者が社内結婚し自立し巣立っています。
視覚障害者マッサージ師のインキュベーター、フラッドシップ店としての機能を目指します。
まず日本人にとっては
ちょっと不自然な「日本式伝統治療院」から。
在ヤンゴン外国人の人数から経営的にミャンマーの方々をメインにすることに決めました。
さらに医療マッサージ店がほとんど知られていないこの国では医療マッサージが一般的な中華系の方々にまず来店してもらわないといけないといけませんでした。
そこで、中華系の方が日本風の店をした場合、中国語では日本の「本」という漢字と「式」という漢字が日本語漢字ではないため、
すぐに日本人が経営している のではないと気づかされます。そこで、逆の発想であえて日本式の漢字を表記することにより、中華系の方に日本人が経営しているのを知らせるために
あえて 「日本式」という漢字を入れました。
そして、「伝統」「治療院」という中華系の方が見ても意味がわかる漢字を並べてみたのです。
次に「GENKY」について。
これも日本式ということを伝えるため、日本語にこだわりました。ミャンマーの方が覚えやすく発音しやすく、しかも同じ発音で 変な意味を持たない言葉を捜しました。
サクラなどは一般的すぎ、第一候補の「按摩」はミャンマー語発音で「アマ(お姉さん)」となってしまい風俗的なイ メージになってしまうということで断念しました。
様々な言葉を捜す中で最終的には「GENKY」に落ち着きました。
ゲンキという発音の言葉の力もあり、意味も的確で非常に気に入っています。